~ アルカディア暦 920年 土竜の月 - 第 4 週 ~
宅配クエスト達成。
僕は平和が好きだから宅配とか密輸ばっかり選んでたんだけど………師匠がそんなことじゃ修行にならないから退治クエストを受けろって言うんだ。うん、でも恐いから嫌だ(何
夜も次第に更けてきた・・・。
今日の冒険はこれぐらいにしようと、パーティは野営の準備をし始めた。
空を見渡すと、今日は星が1つも出ていない。
嫌な予感がする。
ずっと思ってたんだけど、このモノローグって誰が喋ってるんだろうね。師匠に聞いたら「大人の事情だよ」って一蹴されたけど………。僕、まだ子どもだしわかんないや。
何か変だ・・・どこからか視線を感じる。
目を凝らして闇を凝視すると、
小さな宝石の様な物が光を放ち浮いているのに気が付いた。
しかし、こちらが気がついた気配を察知されてしまったのだろうか、
光はすぐに消えてしまい、いつもの静寂な夜が戻ってきた。
え、何さ、それ。すごく恐くない??
僕、こういうのだめなんだ、気になって寝れないよ;
一体、あれは何だったのだろうか・・・。
とりあえず当面の気持悪さは解消されたので、
パーティは野営の準備を再開した。
え、いや、あの………
今日の選択クエストは猛毒の密輸、うっかり飲んだりしないように気をつけないとねっ。
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